プレーヤーが正しい色のコントローラーホイールに、色のついたボールを合わせる必要があるゲームの作り方を学びます。
キーボードの矢印キーを使用してコントローラホイールを回転させ、飛んでいるボールが正しい色に来るようにします。3回間違えたら、ゲームは終わりです。
ここでは、リストからランダムにアイテムを選ぶ方法や変数の使い方が学べます。

【Scratch】カラーボールをキャッチするゲーム
このプロジェクトでは、プレーヤーが正しい色のコントローラーホイールの色のついたボールを合わせる必要があるゲームの作り方を学びます。
キーボードの矢印キーを使用してコントローラホイールを回転させ、飛んでいるボールが正しい色に来るようにします。
あなたが3回間違えたら、ゲームは終わりです。
さぁ、【Scratch】「カラーボールをキャッチするゲーム」でプログラミングをはじめよう。
【Scratch】「カラーボールをキャッチするゲーム」で学べる知識
- リストからランダムにアイテムを選ぶ方法
- スピード、せいぞん、そしてプレイヤーのスコアを追跡するための変数の使い方
まずは【Scratch】「カラーボールをキャッチするゲーム」の工程をかくにん
- コントローラを作成する
- コントローラーのブロックの作成
- ポイントを獲得するか、命を落とす
- 新しいリスト「スタート位置」を作成
- ランダムなカラーボールの出現
- 「せいぞん」「スコア」という2つの変数を追加
- 赤いボールのブロック スコアとせいぞんの変化を追加
- もっとカラーボール
- カラーボール出現のタイミング
- 「ステージのブロック」ゲームをむずかしくする
- バグ(不具合)を修正し完成です!
1 コントローラを作成する
プレイヤーがカラーボールを集めるために使用するコントローラを作成することから始めます。
「Catch the dots」 Scratchスタータープロジェクトを開きます。
オンライン:rpf.io / dot-onでスタータープロジェクトを開きます。
Scratchアカウントをお持ちの場合は、[ Remix ]をクリックしてコピーを作成できます。
オフライン:rpf.io/p/en/catch-the-dots-goからスタータープロジェクトをダウンロードしてから、スクラッチオフラインエディターで開きます。
Scratchオフラインエディタをダウンロードしてインストールする必要がある場合は、rpf.io / scratchoffにあります。
コントローラスプライトが見えるはずです。

2 コントローラーのブロックの作成
プレーヤーが右矢印キーを押した場合にスプライトが右に曲がるように、コントローラのスプライトにコードを追加します。

一度緑の旗をクリックしてテストしてみましょう。
右矢印キーを押すと、コントローラーが右に回転するはず。
今度は、プレーヤーが左矢印キーを押したときにスプライトが左に曲がるようにするには、コントローラスプライトにコードを追加します。
右矢印キーと同じようにつくっていきます。

ここまでできたら、一度緑の旗をクリックしてテストしてみましょう。
左矢印キーを押すと、今度はコントローラーが左に回転するはずです。
3 ポイントを獲得するか、命を落とす
プレーヤーが集める必要があるいくつかのカラーボールを追加します。
「あか」という名前の新しいスプライトを描画します。
カラーボールはライブラリにはないので、自分でつくらないといけません。

コスチュームのタブで、「塗りつぶし」の色を赤にして、枠線はなしにして、「まる」のマークで円をつくります。
あかいボールは、最初は隠れていて、2秒待って、その後不規則に同じあかいボールをつくっていくようにします(正確には自身のクローンを作成)。

今、緑色の旗をクリックしても、何も起こらないように見えます。
これは、同じボールがつくられても(クローンされたスプライトが)すべて隠されていて、それらが同じ場所に表示されるためです。
4 新しいリスト「スタート位置」を作成
新しいクローンをステージの四隅のいずれかに表示するためのコードを追加します。
下の図の中の数字は座標位置を表しています。
すなわち、画面の左隅(すみ)は、x座標が-180になり、右隅(すみ)はx座標が180になります。
上隅は、y座標が180になり、下隅はy座標が-180になります。

変数で「リストを作る」から、新しいリスト「スタート位置」をつくります。

リストの(+)をクリックして、「ー180」「180」を追加します。

リストができたら、右の画面上にスタート位置が表示されています。
設定できたら使わないので、左側の「スタート位置」のブロックのチェックを外し、非表示にしておきます。

5 ランダムなカラーボールの出現
下のコードをカラーボールに追加して、新しいクローンがそれぞれランダムな画面の隅(すみ)から、ゆっくりとコントローラに向かって移動してくるようにします。

ここまでできたら、一度緑の旗をクリックしてテストしてみましょう。
ボールが画面の隅からでてきたらOKです。
6 「せいぞん」「スコア」という2つの変数を追加
「せいぞん」「スコア」という2つの変数を追加します。
ステージをクリックして、ブロックをつくっていきます。

「緑の旗が押されたとき」の下に「せいぞんを3にする」「スコアを0にする」をくっつけます。

下のコードをステージのスクリプトのうしろ(末尾)に追加して、プレイヤーが最後の「せいぞん」を使い果たしたときにゲームを終了させます。

7 赤いボールのブロック スコアとせいぞんの変化を追加
プレーヤーは同じ色のカラーボールをホイールに付けたらポイントを獲得します。
そして違った色のボールをホイールに付けてしまったら命を失います。
「クローンされたとき」のブロックの固まりの最後に、「5歩動かす」「もし赤色に触れたなら」「スコアを1ずつ変える」「終わるまでpopの音を鳴らす」「でなければ」「せいぞんを-1ずつ変える」「終わるまでLoseの音を鳴らす」「このクローンを削除する」を追加します。
*音は皆さんのお好きな音を選んでください。

ここまでできたら、緑の旗をクリックしてテストしてみましょう。
色が一致したらスコアが1ずつ増えて、色が違ったらせいぞんが1ずつ減っていけば成功です。
8 もっとカラーボール
右下に表示されている赤いボールを右クリックしてコピー(複製)を2つつくります。
それぞれ「あお」「きいろ」と名付けます。

コスチュームのタブで、塗りつぶしの色をそれぞれ青色・黄色に変更します。
またブロックも「赤に触れたら」のところを「青」「黄」に変更してください。

ホイールと同じ色にするには、「○色に触れた」をクリックし、別タブを表示させ、絵に筆がついたようなマークをくりっくしてからホイールの色(青や黄色)をクリックすると、そのとおりの色に変わります。

9 カラーボール出現のタイミング
今、ゲームを開始しても同じタイミングでカラーボールが出てきてしまいます。
カラーボールによって出現するタイミングをずらします。
緑の旗がクリックされてから表示されるまでに4秒かかるように、「黄色」のカラーボールのコードを変更します。

あおボールは、表示されるまでに6秒間待つように、「あお」ボールのコードを変更します。
10 「ステージのブロック」ゲームをむずかしくする
カラーボールを時間の経過とともに速く表示することで、ゲームをむずかしくします。
「ステージのブロック」で変数「おくれ」を新しくつくります。

このコードは、カウントダウンタイマーの作成に使用するコードと非常によく似ています。
次に、カラーボールのブロックで、「5から10までの乱数」秒待つ、となっていたのを、「おくれ」秒待つ、にそれぞれ変更します。

3つすべてのカラーボールに対してこれを行います。
ここまでできたら、一度緑の旗をクリックしてテストしてみましょう。
徐々にボールが早く現れるようになってきたら成功です。
3つのボール全てで確認しましょう。
11 バグ(不具合)を修正し完成です!
ゲームをテストしてください。
問題がなければ、これにて完成です。



0 件のコメント:
コメントを投稿